hirakiucの日記

いろいろ

ergodox-ezのkeyswitchを交換した話

tl;dr

最初に買ったergodox-ezのkeyswitchを変えたくなったため、 バラ売りのkeyswitchを購入して、はんだゴテ使って全部入れ替えて、最高のkeyboardにした。


1. ergodox-ezのkeyswitchを変えたくなった

最初、特に考えずとりあえず茶軸を購入して使用してました。

しかし、使っているうちに、もう少し静かでクリック感もなく軽いkeyswitchにしたいなぁと考えるように。

2. Ergodox-ezのサポートに聞いてみたら

>  Can I change key switches my ergodox-ez by myself?

Of course you can change by yourself -- no problem! 
To open it, just remove the back sticker, one screw is hidden behind. 
Of course this voids your warranty, but have fun modding! Share your results! :)

キーボード裏側のシールをはがすと、一つネジが隠されていて、そこも含めてネジを外すと交換できるよ、とのこと。

ただし、通常は2年間保証がついてますが、キーボード裏側のシールをはがすと保証がなくなってしまうそうなので、よく考えてから判断しましょう。

2. Keyswitchをバラ売りで購入

この界隈ではFalbatech.plが有名みたいなので、こちらで赤軸keyswitchを予備含めて80個購入。

10日ほどで到着。

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名刺とあま〜いキャラメル味のお菓子x2個が入ってました。

(keyswitchは画像用に2個だけ)

3. はんだゴテが使える場所探し

keyswitchの中身だけ入れ替える方法もあるみたいですが、今回ははんだゴテを使ってマルッと入れ替える方向に。

ただ、はんだゴテを使うとなると機材が必要になり、数千円以上の出費が必要になりそうです。

自分の場合、この作業が終わると使う予定もないため、機材を利用できるようなスペースがないか探してみました。

いろいろ探して利用させていただいたのは、秋葉原Assemblageさん。

利用料金はFAQを参照。

はんだゴテはもちろん、必須アイテムのサンハヤト はんだシュッ太郎NEO 45Wタイプ HSK-300もあり、機材や使用するはんだもお店で提供してもらえます。

4. 交換作業

まずは、keyboardのネジをすべて外して基盤をむき出しにします。

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あとは、以下の流れで機械的にkeyswitchを一つずつ、取り替えていくだけです。

  1. keycapを取り外す
  2. はんだシュッ太郎で、はんだを融かして吸い取る
  3. keyswitchを取り外して、入れ替える
  4. はんだ付けする
  5. keycapを付ける

最初ははんだシュッ太郎を使わずに頑張ってたのですが、時間がかかるし汚くなるしで良い事なし...。 お店の人にはんだシュッ太郎を貸してもらってからは、短時間でキレイにはんだが取れました。

はんだを吸い取る時のコツは、サンハヤト はんだシュッ太郎NEO 45Wタイプ HSK-300を対象に5秒ほど当てて、しっかりはんだが溶けてから吸い取る感じです。 当ててから吸い取るまでの間隔が短いと、少し残ってしまい、キレイに吸い取れませんでした。 (キレイに取れなかった場合は、少しはんだを追加して取りやすくしてから、リトライしました)

交換作業は約4時間ほどかかりましたが、最初の試行錯誤で時間を浪費してしまってるため、上のルーチンワークで進めれば多分3時間くらいでいけそうです。

注意

keyswitchがはめ込まれてる向きは全て同じではなく、場所によって違います

基盤にも向きがわかるように文字が書かれてますが、自分は心配性なので、画像に記録しておいてから作業しました。

5. 動作確認

持参したノートPCに接続して動作確認してみましたが、特に問題なく終われました。


久々のはんだ体験ができたし、良い感じのkeyboardになったし、最高でした。